己の無力さなんて、もうすでに知ってるんだ。

年が明けてようやく『下町ロケット』の録画を見れています。

見るための時間を意識してあけてます(笑)


気持ちからいくと「見たい~♪」なのだけど、現実の「やっておくこと」の前にこの気持ちを優先させられない...ほんと厄介なこの性格(^^;

だけど気持ちを押し込んじゃうと爆発することも知っているので、バランスを取るためにこの「意識してテレビを見る時間を作る」案はうまくいってます♡


でね、もうすでに見てる方多いと思うし、アツく語れるほどまだ進んでいないの(3話目、週明けに4話目かな)ですが...名言多いね。ほんと。

泣きたくなるコトバ、うなづくコトバ、拍手したくなるコトバ。盛りだくさんなドラマですわ。

その中で「技術者は己の無力さなんて、もうすでに知ってるんだ」的な発言があるんです。

これは深くうなづく。技術者ではなくケアマネや福祉職としてだけど。

ほんと自分って無力だなぁって現場にいくつも立ち会う。

そのたびに「その方の望むことを実現するにはどこが何が必要か?」をよりよい方法やサービスや情報を徹底的に考え、相談し、調べ...っていうことをする。

何度もトライして無力さを知って...でもそれが一歩でも前に進んだ時のうれしさってとてつもなく大きい。


だからこの仕事が好きだったんだって、そう思う。


うまくいかないこともあるよ。

本人や家族とともに嘆くこともある。

自分のせいじゃないのに、自分のせいにしたくなる。


目まぐるしく変わる制度や社会は「これがあのときあったら...」なんて進歩がきっと1つ1つの現場を経てできあがっていってるんだと思う。

完璧な完成なんて、いつになるのか、そもそもそんなものないのかもしれない。

社会が変わるたび、いいところもできれば悪いところもできるのだから。

そして、またよりよい方向へ導くためのトライがはじまる。


壁にぶち当たって嘆いて、空を仰いで。

ひとしきり泣いたらまた立ち上がって前に進もうとする。


自分の無力さをもうすでに知っているから。