クリエイターか?アーティストか?

以前は「パステルカラーセラピスト」という肩書きを名乗っていたわたし。

ゴロがよくて、何をしているかも伝わりやすくて、わたしの持つ見た目の雰囲気にも合っているようで、これでいこう!と思う傍ら...

「わたし、セラピストじゃねぇし!!!」って否定してる自分もいた。→わたしってセラピストですか?


なので、いったん肩書きを外してみて、看板も下ろして、パステルアートもずっとずっと描かなかった。 

仕事だとか起業だとか、頭の中から一度外してみようと思った。 


「3人展で燃え尽きた」って素直に言えるようになったのはほんと最近のこと。


オーダーで受けていたことさえできなかった。 

どんなに持ち上げても描けずにお断りをした。 そのことが自分の中で「わたしにはできない」に拍車をかけた。


再びパステルアートを描きはじめて思うことがある。

わたしにはわたしのやり方があるっていろんな人から言われてきたけど、ほんとその通りだなぁってこと。

「これ描いてほしい」と頼まれて描くのは苦手。 

「あなたが自由に思うままに」と描くのも苦手。


ある程度の枠組みの中で自由に描くのがどうやら好き。

そして描かざるを得ない状況にしないと描かない。


前のオーダーなどの時は「できてから後で」お金をいただく形にしていた。 

でもそれだと動けない自分がいた。 

なぜ後からお金をいただくようにしていたかっていうと、自信がなかったから。 

ちゃんと作品にできる、納得してもらえる、そんなことが自分にできる自信がなかったから。


中途半端な気持ちでオーダーを受けるとダメだね。 

「できないかもしれない」が先にきて、「やっぱりできなかった」って負のスパイラル。

きっと入金が後からでも作品を作れる人はたくさんいる。 

でもそれはわたしのやり方ではなかった。 ただそれだけのこと。

「それはクリエイターなんだよ。アーティストじゃなくて」と友は言った。 

求められるものを作る。 でもそれは自分自身への信頼がなければ作れない。


やみくもに「やってみたら?」を呑み込んで誰かのせいにするのではなく。 

「やってみよう」と自分のことを信じることができれば、わたしは動くことができる。


すぐに自信をなくしてしまうから、なくさないように定期的な結果を求めてしまうのもわたしのやり方かもしれない。 

人の成功談は必ずしも自分にはあてはまらない。