一人暮らしをしていたときも、実家に帰ってからも、ハンカチや生地にアイロンをかけるのが好きでした。
でも、結婚して育児して仕事して...って中で「アイロンかけ」はどんどん「やらないといけないこと」から外れていったんです。
後回しってやつです(^^;
で、そのとき...
「わたし、アイロンかけが本当に好きだったのかなぁ?実はそうでもなかったんじゃない?」って疑問に思うようにもなったのね。
好きだったらどんな状況でもするでしょ?
忙しいなんて言い訳でしょ?
本当に好きなら後回しになんかしないはず。
そんな手厳しいわたしがこっちを見てました。
「あぁ、わたし、そんなに好きでもなかったんだ...」ってさえ思いました。
でもね、「アイロンかけ」やっぱり好きなんですよ。
今できる状況になってからやっぱり思うの。
そんな毎日「アイロンかけ」したいわけじゃないし、むしろまとめてしたいから必要に応じてやってるわけなんだけども、好きは好きなんです♡
仕事や育児や介護などの時間がどれほど「好き」を奪うのか、よく考えます。
「好き」って思っててもできないことってある。後回しにしてしまうこともある。
介護のご家族の方にも「デイに通ってもらって自分の好きなことをするのが申し訳ない」って言われる方もいました。
それと同じことを育児中自分も感じました。
でもこれ、大事なことなんですよね。「家族の負担軽減」っていう目的。
それを「もしかしたらわたし、そんなに好きじゃないのかも」って思いそうになるくらい、いろんな感情を隠されてしまうんです。
「負担」ってほんとじわりじわりと自分の感情を隠していきます。
「自分がそれを好きかどうか」さえ答えられないときもありました。
「好き」を感じられていていいよね?ってうらやましく思う時もありました。
どうして自分には時間がないのだろう?って悔しい時もありました。
いろんな人の情報に焦ってしまう時もありました。
「好き」ってちゃんとある、だけど奥底に隠されます。
それは怠惰ではないと思うの。
クロスステッチが好きでもできないときだってあったし、作りたい想いばかりが先走って何一つハンドメイドができずにキットやパーツが増えることだってありました。
「好きなら自分で時間を作ってもできる」
それは強い意志と動機があれば可能かもしれない。
でもそうできないことは怠惰ではないよ。って今は過去の自分にそう言えるなぁって思います。
ただ隠されてるだけ。いろんな自分の役割の中で隠されてしまっただけです。
今すぐ見つける必要もないし、隠すには隠すなりのことがあっているってだけです。
...って「アイロンかけ」しながら思った日曜日でした。
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